どうもぬぅです

さて本日はオプションのメインイベントと言っても良いのではないかと思う。
最も重要な値である
インプライド・ボラティリティ を解説するよ
※これ以降はIVと省略。


ではまた率直にIVを説明すると何かというと
変動率 となる
その名の通り、どのくらい動くか、変化するかを表した数値だ。


変動率の中には2つのボラティリティがある。
ヒストリカルボラティリティ と インプライドボラティリティ だ。
それぞれ何を示しているかというと、過去の変動と未来の変動だ
過去の変動率【ヒストリカル・ボラティリティ】をもとに、
未来の変動率【インプライド・ボラティリティ】が導き出される

図で表すと以下の様なイメージだ

IV


これがなぜ重要かというと、
・皆の注目を集め
・出来高が増え
・活発に取引される

結果的に取引対象の値段が上がるというものだ


そしてこの影響力の強さは以下のようにあらわすことができる
オプションチケットの値段を決める3つの要素

影響度

色とサイズでオプション価格に影響する力の差を表してみた。
ちなみに一番右は時間価値。その4で紹介した時間価値だが、小さいよね
この図でもわかる通り、ボラティリティが圧倒的にオプションの価値に影響するのだ
権利行使価格はそのもの値段となるので、ITM、OTMなどで価格が変わってくる。
しかしそのものの値段を圧倒的に凌駕するのがIVとなる


ではこのIVがどのように生まれるのかを説明しよう
ボラティリティに紐づく指標として重要なのがVIX指数となる。
VIXは皆さんご存じだろうか?投資家心理の恐怖を数値で表した指数である。
もしVIXを知らない方は投資をするうえで基本中の基本の一つなので、ぜひ勉強してほしい


投資において恐怖を感じる瞬間は何であるか?
すぐにわかりますね。そう価値が下がる時に人は恐怖を覚える。
VIX指数で調べるとすぐにチャートが出てくるかと思うが、
2020年のコロナ暴落は物凄い勢いでこのVIX指数が上昇した

そんな時に何が起こるかが重要なのだ
ポジションを持っていた人は焦ってどんどん売ります。
ポジションを待っていた人は底値を狙ってどんどん買います。

どんどん売って、どんどん買う、取引量が莫大に増えて値段が上がるということになる


これまでの説明で例えると
何もないときに1000円のオプションチケットが価格100円で売られて(買われて)いました。
しかし暴落が起こったときにそのチケットを買おう、売ろうと取引が繰り返され、
チケット代が500円になった


さてこれまでのオプション取引とはを元に、上記の状態で一番得をするのは誰か?
それはチケットの売り手なんです。
今までは売っても100円しかならなかったものが、売った瞬間に500円の利益となる。
立ち戻って過去の記事をみてほしい、
プットとコールの売買で瞬間的にこの利益が生まれることはなかったと思う。
ここでなぜ売りてのことをピックしたかは後々の記事でまとめることにするが、少し考えただけでも
この状態が異常であるとわかるだろう。


これがIVの影響力だ




オプション取引とは その1~その5 でオプションの基礎となることをまとめてきた。
どうだろ?理解できたでしょうか?
多くのサイトではこれらのことをひとまとめにして書かれていることが多い。
ハッキリ言って全部を一気に見せられても疑問が残るだけだと思う。
なので最初から理解をすることは難しくなる。

その1【先物取引】
その2【権利】と【コール】
その3【プット】
その4【時間価値】

今回ブログの記事ではこの要素を一つ一つばらして解説してみたが、
理解できてない部分があれば何度も読み返してほしい。
100%理解できてなかった自分がどうすればわかりやすく理解できるのかを考察して書いたものだ。
ここで理解できれば後は機械的に取引方法を覚えていくだけになる



では、今後は応用に入っていければと思う。
取引するためのブローカー
取引するための応用
これらをご紹介できればと考えている